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福祉業界に新たな風を!取組タスクを整理し、より一層のD&I推進へ | |||||||||||||||||||||
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▼ダイバーシティスコア 取り組み分野・分類 3.多文化共生(人事制度、働き方) ▼支援テーマ 外国籍人材の活用(推進体制の整備含む) |
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●取り組み背景
法人設立時期よりスピード感を持ってD&I推進を行ってきたが、同時に取り組むことが煩雑となり、優先順位を含め整理が必要となった。令和5年6月より技能実習生の受入れを開始したことをきっかけに、多文化共生領域を中心とした取組を深めていく。 ●目指す姿 ◆国籍を問わず、職員に対する就労サポート体制を整え、誰もが横並びの働きやすい勤務環境ができている状態 ◆福利厚生面の魅力を社内外へ広め、「新規採用の拡大・従業員の労働環境改善・利用者への還元」の循環型スタイル構築 ●短期的目標 1)外国籍職員へのマニュアル整備、 コミュニケーションツールの見直し 2)社内でも評価の高い勤務体制(週休3日制など)の周知 3)全体的なD&I推進内容の整備(活動計画づくり) ●中長期的目標 1)外国籍人材の採用~育成までのシステム化(ICT活用) 2)SNSや動画などを活用した法人PR促進 3)外部事業者との連携構築 ●取組のあしあと 1.取り組み概要
コンサルティングの一コマ。 頻繁に改正のある外国籍人材の関連法規情報や、任せたい職種に応じた外国籍人材の活用方法についても コンサルタントの井上さん(左)からアドバイスを受けた。 ◆施設長・相談員に対するヒアリング調査 教育担当のポジションでもある「施設長・相談員」の職員を対象とした、「人材・教育・制度」に関するヒアリングを実施した。 ①日報問題 外国籍職員にとって「日報」は鬼門。 何を書けば良いのか、文章にすること自体も難しく、作成にかなりの時間を要している。 ⇒日報テンプレートの見直し。選択項目を増やし、簡易に作成できるようしていく。 文章を書く欄を減らす。Kintone等のアプリ導入検討。 (外国籍職員に限らず、機械操作の苦手なシニア人材にも優しい環境改善を行う。) ②マニュアル問題 マニュアル自体はあるが、教育サイドも全員が中身を理解出来ている訳では無く、あまり活用されていない。 ⇒マニュアルの中身の再精査を行う。外国籍職員へのマニュアルはフリガナを付ける・ 機械などにはローマ字表記のテプラを貼るなど、何に対しても意味のあるものを作る→運用し、 管理をしていく。 ③週休3日制問題(※現在試験的に導入中) 活用しやすい勤務形態の職員とそうでない職員がいるため、一部不満が出ている。 ⇒活用中の職員からは好評であり、働き方改革の一環としても正式に福利厚生へ盛り込んでいく。 職員に対する説明機会の確保と、勤務ローテーションを行い、全員が活用できる仕組みに整えていく。 ◆D&I推進内容の整理、取組タスクの作成 「何のために取り組むのか?」を明確にするため、目的・目標を設定。 取り組んでいる項目の整理を行った。先ずは令和6年9月の新規施設開所に向けた取組に絞り、内容を精査した。 Monthlyでの項目設定まで完了。これから、セグメント毎のタスクを整理し、進捗管理を行っていく。 ●取組成果と今後に向けて 1.短期的成果 支援を重ねる度に、以前から取り組んでいるD&I推進内容の整理が進み、今後対応していくべき事項をまとめることができた。 ただがむしゃらにダイバーシティの項目へ取り組むのではなく、「何のために?」「誰のための?」といった、法人としてのD&I推進目的を改めて考えてもらえたおかげで、やるべきことの優先順位づけもスムーズに行えた。このような取り組みは属人化しがちな面があるため、タスクには項目別に担当者を割り当て、法人全体でD&I推進を進めていけるような仕組みを作った。 多様な職員が働く現場(左)
2.今後の取組スケジュール利用者のご家族に施設の状況を知ってもらうため、 更には外部に向けた法人PRのためにつくったInstagram(右) ◎外国籍人材の採用 ◆インドネシアへの現地視察 技能実習と特定技能の採用活動(4名前後確保予定) ◆留学生(ネパール)のアルバイト雇用 令和8年4月から正社員として雇用予定 ◎SNSの活用 ◆動画制作(メインは法人PR用のYouTube動画) 施設入所者の様子や求職者向け等に分けて配信。全職員に積極的な参加を呼びかける ◎インカムの導入 ◆職員の一部がPHSを使いこなせない問題を解決するための改善策 ◎ICT活用に向けた効果検証(継続実施) ◆日報・勤怠管理・会計などに係る部分のDX化 ◎継続的な女性管理職の起用 新規施設開所までのD&I取組タスク(一部抜粋)。
取組を進める人が偏らないよう、いずれの項目にも担当者を紐づけた。 今後は、この内容の進捗管理を行っていく。
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