コンサルティング事例報告_2024

 
社内コミュニケーションの活性化と外国籍従業員の定着支援 製造業
 
設 立 2012年
本社所在地 茨城県常陸大宮市宇留野1587
事業概要 プラスチック再生原料の加工及び販売
ホームページ https://rissin.net/index.html
SNS
取り組み   
 課題
 当社では、これまでに女性や外国籍の従業員の就業実績があるが、今後さらに人材の多様化が進むことを見据え、社内の円滑なコミュニケーションの推進と作業マニュアルの改善を進めていくことが課題であり、人材の定着と業務品質のさらなる向上を目指したい。


 
 取り組みと成果
 会議前のアイスブレイクの実施や社長メッセージの共有のほか、従業員が一緒にドキュメンタリー動画を視聴する機会を設けるなど、社員同士の交流を促進した。その結果、社員間の会話が増え、コミュニケーションの活性化につながった。
 外国籍従業員の雇用では、全従業員に当社の支援体制を周知し、理解を深める取り組みを進めた。
 また、同じ国籍の先輩従業員が母国語で教育を行い、仕事や就業規則の詳細を理解しやすくしたことで、自身が受け入れられているという安心感が高まり、雇用の定着に繋がる効果があった。
 なお、作業マニュアルの作成では、難しい固有名詞に英語を付記したり、漢字にふりがなを振ったりするとともに、「やさしい日本語」にするよう心掛けた。ベテラン従業員だけでなく若手従業員からの意見も取り入れ、よりわかりやすい内容に改善した。
 さらに、採用ページに外国籍従業員の写真を掲載するなど、ダイバーシティを意識した発信に努めることで、新入社員の採用につなげることができた。
 引き続き、ダイバーシティ推進に向けた取り組みを検討していきたい。
 


 

事務
川添 舞さん
 コンサルティングを経て新たに外国籍従業員1名を採用しました。作業マニュアルは、社員の事故防止や不安なく安全な作業に取り組むことができるよう、引き続き、社員の意見などを参考に改善を図っていきたいと考えています。働く人にとって良い環境作りについて改めて考えられる貴重な機会でした。