コンサルティング事例報告_2024


 
D&Iの視点で多様な意見を収集、職場環境を改善 医療・福祉
 
設 立 1981年
本社所在地 茨城県水戸市東原3-2-7
特別養護老人ホームもくせい内
事業概要 高齢者福祉事業、障害者福祉事業、児童福祉・保育事業、教育事業
ホームページ https://hokuyoukai.jp/
SNS
取り組み   
 課題
 外国籍の職員雇用や多様な人々が関わるイベントなど様々な取り組みを展開するとともに、ダイバーシティの方針を明確化し、法人内での共通認識が育まれる環境づくりを目指したい。


 
 取り組みと成果
 コンサルティングを通じて、ダイバーシティに取り組む意義や考え方のポイント、様々なマイノリティ性に関する基礎知識を学ぶことができた。
 また、法人内の有志29名で「D&I検定」を受検し、ダイバーシティに関する共通の知識を深めた。
 この取り組みを通じて、法人が運営している多文化共生・多世代交流を目的としたカフェでは、参加した外国籍職員から働きやすい環境についてなどのアイディアを聞き取ることができた。
 また、多文化共生とビジネスケアラーに関しては、社外相談窓口と社内相談窓口のメリット・デメリットを検討した結果、試験的に社内LINEを活用した匿名相談窓口を導入した。その結果、実際に職員の働きにくさの解消につながる相談が寄せられ、具体的な対応につなげることができ、その効果を実感することができた。
 今後は、「D&I検定」の追加実施や取組項目のリスト化、社外相談窓口の設置や制服の多様性への対応も検討していく。
 
 

 

北水会グループ広報室 室長
小堀 幸子さん
 
 これまでも人材の定着や離職防止に取り組んできましたが、今回受けたコンサルティングは、この課題にダイレクトに効くものだと実感しました。職場環境や人間関係の改善に不可欠な視点を教えていただき、生産性向上の実践にもつながりました。社内相談窓口の設置など、今後も積極的に取り組んで参りたいと思います。