D&Iコンサルティング2025

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09 ベジタブルテック株式会社
 
支援テーマ: 障害者雇用促進
実施タイプ: 3回コース

多様な人材が活躍できる職場づくりへ
特別支援学校の取り組みを知り
障害者雇用のイメージを確立
設 立 2018年1月
本社所在地 那珂市  
代表者 代表取締役 植田 一成
業 種 完全密閉型植物工場
H P https://www.vegetec.jp/
従業員数 約100名
▶安心・安全なベジタブルテックの「鮮続野菜」で
 皆を笑顔にしたい


 植物工場は、日照不足などの天候不良による供給不足のリスクを解消する可能性があると信じています。密閉された建屋の中で、衛生管理を徹底し、生菌数の少ない安心・安全なおいしい野菜を安定供給することができます。私たちは、この未来ある野菜を「鮮続野菜」と名付け、多くの皆様にお届けし、そして笑顔になっていただきたいと考えています。

 
コンサルティングの経過

1.概要

2.コンサルティング内容
実施日
1回目:2025年11月5日(水)
2回目:2025年12月16日(火)
3回目:2026年2月17日(火) 

 

課題
 
◆障害者雇用を検討しているものの、現在の業務内容に応じた業務の切り出しや役割分担に加え雇用の進め方や適した雇用方法についての知識が十分でないため、理解を深める必要があった。

取組
 
◆誰もが作業しやすいように業務内容を整理する。

◆障害者の就労支援を行う特別支援学校と連携し、現場での雇用におけるミスマッチの軽減を図る。

成果
 
◆作業しやすい業務内容の確認・整理:特別支援学校の教員が現場を見学することで、誰もが作業しやすい業務内容や作業環境を確認することができた。

◆特別支援学校との連携による実習受け入れの検討:職場見学や実習(2、3年生)の受け入れを検討する中で、雇用の段階での本人と企業双方のミスマッチを軽減できる可能性があることを把握できた。













 
障害者雇用についての現状・課題のヒアリングと提案

 現在は障害者雇用の実績が無いことから、具体的なイメージを整理する必要があった。そこで現場での業務内容を確認し、作業内容が分かりやすく、安心して取り組みやすい業務について提案した。具体的には、「一つひとつの作業に集中しやすいこと」、「安全面で配慮しやすいこと」、「業務上のコミュニケーションが過度な負担とならないこと」といった観点から、業務の提案を行った。
 また、雇用に向けた理解を深めるため、特別支援学校を訪問し学習の様子を見学するとともに、予定されている企業実習の内容についての説明を受け、生徒の現状を知ることを提案した。

 特別支援学校の見学

 特別支援学校を訪問し、生徒の作業への取り組み方や、コミュニケーションの様子などを見学した。実際の様子を確認することで作業に対する丁寧さ、ルールを遵守する姿勢への理解が深まり、障害者雇用に対する具体的なイメージを持つ機会となった。当日は担当教員から現場実習の内容や学校のサポート体制等の説明を受け、雇用につなげていくまでの流れを確認することができた。


 特別支援学校の教員による会社見学

 特別支援学校の教員による会社見学を実施し、現場での具体的な業務内容を確認した。一つひとつの作業現場を見学しながら、生徒が比較的取り組みやすい業務や配慮が必要と考えられる業務などについて整理を行った。あわせて業務の進め方について助言を行った。
 また、 現在スタッフの多くがパートタイムで勤務していることから、雇用形態や勤務時間等について、障害の特性に合わせた柔軟な受け入れが可能である事を確認した。今後の取り組みとして、特別支援学校の2、3年生の職場見学の実施や、実習の受け入れについて検討を進めることとなった。



 
 
コンサルティングの成果と今後に向けて

■障害者雇用に対する具体的な課題の明確化
「難しい」から「できる」へのイメージ転換

 コンサルティング以前、会社側では、障害者雇用について「どのような業務を担ってもらえばよいのか分からない」「適した業務は限られているのではないか」といった漠然としたイメージをもっていた。しかし、特別支援学校の見学を通じて、生徒の現状を知るとともに、障害者の就労支援に携わる教員による会社見学や意見交換を行ったことで、障害者が取り組める業務が既に自社の中にある事を確認できた。さらに、雇用に至る前段階から職場見学や実習などを行う事で、本人と企業側双方の理解が深まり、ミスマッチの防止につながることが分かった。また、障害者雇用に対する心理的なハードルを下げる効果も確認できた。




 
■今後の取り組み
◆会社見学の実施
・特別支援学校と連携し、会社見学を定期的に実施する。

◆実習生の受け入れ
・見学後、実習を希望する生徒の受け入れを行う。実習は採用前提のものではなく、まずは、障害者・企業双方の雇用のミスマッチを減らすために行う。3年生のみならず2年生からの実習も視野に入れていく。






 


 
企業担当者からのコメント


 特別支援学校の先生方との意見交換を通して、障害のある方々が丁寧に作業へ向き合い、確実に業務を進める力があることを理解しました。また、当社にはすでに活躍できる工程が多いと気付き、不安よりも「一緒に働ける」という前向きな認識へ変わりました。この取り組みは、雇用側の固定概念を見直すきっかけとなりました。

 どの業務をどこまで切り出せるか、現場でどの程度サポートできるかなど、具体的なイメージがまだ十分に固まっていない点を課題として感じています。また、社内の理解促進やフォロー体制づくりなど、受け入れ前に整えるべき事項が多いことも認識しており、準備の重要性を強く感じています。





 



代表取締役
植田  一成氏





 
 
担当コンサルタントからの総評
株式会社幸和義肢研究所
代表取締役社長
横張 巧氏
株式会社幸和義肢研究所
就労支援部課長
志賀 智史氏
 特別支援学校と連携し、実際の作業現場を見ながら業務の切り出しを行う事で、企業と生徒双方にとって無理のない就労イメージを共有する事ができました。今後も定期的な訪問を通じて、雇用のミスマッチを防ぎ、継続的な障害者雇用につなげていく事が期待されます。
 
 障害者雇用に対する具体的なイメージをお持ちでなかっただけで、誰もが働きやすい業務内容が元々豊富にある現場である印象を強く持ちました。今後は特別支援学校と連携し、個々の特性に合わせた適材適所な人員配置を行う事により、障害者雇用の安定化・定着が進むことが期待できるように思います。


 
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